「袋商ショップ」ののぼり旗を店先に掲げ、PRに協力する岡本昌三(左)、晴男親子=JR袋井駅前商店街
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「地域経済ににぎわいを」―。袋商ショップは地元の商業活性化も目的の一つに掲げている。商店経営者にはOBも多い。ショップの経営指導に当たる袋井商工会議所職員の鳥居活男(昭44卒)は「子供の一生懸命な姿を見れば商店主たちの刺激になる」と話すとともに、将来の街づくりのリーダー育成に期待する。
JR袋井駅前商店街は平成十一年に大型店が撤退して以来、街並みが変わりつつある。ショップに商品協力する靴のオカモトの社長、岡本昌三(昭10卒)は「駅前から、しにせ店が次々と消えていく」と嘆く。だが、商店街は手をこまねているばかりではない。専務を務める息子の岡本晴男(同38卒)は、街おこし団体「まちなかFNA倶楽部」に所属し、仲間と街のシンボル作りや商店街イベントを企画、実践する一人だ。
ショップの打ち合わせではまず、どんな方針で何を売るか提案を生徒に求めた。「接客を学ぶことがすべてではない。自分で考えることが本当の勉強だ」と岡本。「これまで見た行政主導の商業活性化策は無駄が多い。本当に必要な施策を自分たちで見つけ出すことが大切」と語る。
販売を担当する27HRの田崎清高、鈴木佐和の二人は「どういう商品を売るかも知らずに高い売り上げ目標だけを掲げて注意された」と反省する。生徒は「五百・千円均一ショップ」などをテーマに掲げてお値打ち商品を中心に販売する方針を決めた。「それならば」と岡本は問屋を駆け回り、生徒の要望に懸命に応じた。
街の商業活性化には岡本らグループの思いを継いでくれる担い手が不可欠だ。岡本は「今すぐには無理かもしれないが、将来、商店街に新しい風を吹き込んでほしい」と若い力の成長に期待を寄せる。
(敬称略、題字は鈴木誠市同窓会長=昭21年卒=)
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