<100>=完

100周年に向けて

"質実剛健"胸に堂々と


100周年に向けて抱負を語る生徒たち=御殿場高
 二万四千人を数える卒業生、半数以上が地元御殿場市と小山町を支えている。今年も二百二十六人がそれぞれの目標に向かって巣立った。四月には二百三十五人が仲間入りする。最上級生になる二年生に、創立百周年を迎える抱負を語ってもらった。

 前期生徒会長の里川真司は「記念すべき年に生徒会長を務め、光栄に思う。百周年行事の前段階を作り上げ、次の代に引き渡したい」と意欲をみせる。土屋寿渡辺真咲貴石川奈津子は「御殿場一の伝統がある御高で学ぶ誇りを持ち、先輩に恥じないように部活や勉強によりいっそう励みたい」と誓う。

 「一、二年生の見本になれるよう、校訓『質実剛健にして美しく』を意識し、責任を持って行動する」と、最上級生の役割を自覚するのは山本玲子勝又あゆみ阿部和正も「先輩から受け継いだ伝統を、より良いものにして後輩に伝えたい」と思いを新たにする。

 田代貴代は「文化祭やデザイン科展以外にも生徒の作品や活動発表の場を校外に広げたら」と提案した。

 宝物は人と人のつながり


長田開蔵市長
 一月に御殿場市長に就任した長田開蔵(昭35卒)は「御高で得た最大の宝物は人と人のつながり」と強調する。先輩、後輩、恩師と和気あいあいと付き合った。同級生は三年間クラス替えがなかったこともあって仲が良く、二年に一度の同級会では三十人前後が集まる。

 長田は卓球部の主将。「男女合わせて百人近くの部員がいて、木造の講堂の床をきしませながら練習した。剣道部やダンス部も講堂を使っていたため、転がっていった球がよくつぶされてしまった」と懐かしむ。

 「夢を大きく持ち、目まぐるしく変動する社会に堂々と立ち向かっていける人間、人の心の分かる人間になってほしい」とエールを送る。

(文中敬称略)
 【注】カッコ内は卒業年。

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