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第4章「学校生活」
アーチェリー/スピードスケート
(2003年4月10日掲載)
“全国”で輝かしい成績

再びアーチェリーを握った近藤真弓さん

氷上練習に打ち込む清水康弘さん
 大きな瞳をさらに見開き、矢の先端に視線を合わせる。結んだ唇に引き絞った弦が重なる。集中力に満ちた表情は高校生当時そのままだ。近藤真弓=平元卒、浜松市入野町=は一年前から再び洋弓を握った。「友達が始めたので、またやりたいなあと思った。楽しいから続けられるんです」。

 昭和六十三年三月、二年生の近藤は全国高校選抜で1216点の自己ベストをマークし、大会新記録で優勝した。「競技が終わった時、『あれ、(点が)出ちゃった』という感じで、驚いた」。全国の舞台も「いつもと変わらない」。日本一の栄冠も「ごく普通にうれしかった」とあっさり。

 アーチェリー部の顧問だった平野(旧姓幸田)恵世は「試合でも表情が変わらない。感情が表に出ない分、(射的が)安定したのでは」と話す。一日百五十から二百本の練習量。「ちゃんと当たるようになって、面白くなった」。近藤はいつでも純真な気持ちで競技にのめり込んできた。

 同部は昭和三十八年に創部。日楽(現ヤマハ)から道具の援助を受け、学校から程近い日楽洋弓場(現ヤマハアーチェリーレンジ)で練習してきた。鵜飼タカ子村松佐江子が全日本春季大会で優勝したのをはじめ、四十年代に宮崎容子山口郁子伊藤かぞえ田光好子高杉裕子らが全日本高校選手権で表彰台に立ち、最盛期を迎えた。

 平成三年、藤原久実=平3卒、同市笠井新田町=は国体少年女子団体に出場した。福岡を一点差で刺し切り優勝したが自身の成績は芳しくなく喜び半分。「誰にも負けたくない気持ちが強かった」と振り返る。

 スポーツ推薦で入学したスピードスケートの清水康弘(二年)は一月のインターハイ男子五百、千メートルに出場、冬季国体のショートトラック少年男子五百、千メートルに挑んだ。

 「世界で活躍できる選手になりたい」。小二から競技を始め、中学から全国の舞台を踏んできた清水の夢は大きい。五月から愛知県のリンクに通い五輪選手寺尾悟らの練習に合流。全国大会初入賞を目指す。

(文中敬称略)
(木、金曜日に掲載します)


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