| (2003年9月6日掲載) |
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| 第4章「想い出」 |
片井文乃さん(静岡国体ボウリング選手=平8卒) 「『世界の片井』になります。目標はナショナルチームに入ること」。高校三年の時、校内行事の「私の主張」で、ボウリングに対する思いを全校生徒の前で語った。平成九年からナショナルチームに入り、十三年の東アジア大会マスターズ戦、昨年の全日本選抜選手権で優勝するなど国際舞台で活躍する片井文乃(平8卒)。今秋の「NEW!わかふじ国体」には、個人戦成年女子ユースの部と成年、団体戦に出場する。「海外や国際大会を経験して、少しは実行できているのかな。ボウリングと出合っていなかったら、今の私はなかった」 小学五年から始めたボウリング。自分専用のボールとシューズを持ち、家族と遊ぶのはいつもボウリング場だった。中学一年の時、全日本中学選手権大会で優勝を飾った。「全国から出場した選手を見て刺激され、本格的に取り組み始めた」 高校時代、放課後は静岡市内のボウリング場で練習に励んだ。夜、両親と一緒に一日五、六ゲーム。多い時は十ゲーム。「ほとんど毎日練習漬けでした。でも、自己流でしたよ」 高校三年の七年十二月。名古屋での「全国高校対抗ボウリング選手権大会」に県代表として森彩奈江(平9卒)とペアを組み、初優勝した。同年の福島国体女子団体の決勝で敗れた津島女子(愛知)に雪辱を誓って臨んだ大会だった。「彼女と一緒に練習する機会は少なかったけど、チームワークの勝利だった」 高校在学時に今のコーチでもある高橋俊博(エンリッチライフ)と出会う。「言われたことができなくて悔しかった。がむしゃらにやって、ようやく自分なりにゲームの展開を組み立てられるようになった」。八年の広島国体ユースの部で栄冠を手にした。 十一年にアジアユース選手権個人戦で優勝、世界選手権の女子トリオ戦では銀メダルを獲得した。ボールの威力やスピード、コントロールの精度が上がり、精神的にも余裕が出てきた。「高校の時は『やらされている』という感じがあったが、今は自分の意志で取り組んでいる。自分自身に自覚が生まれた」 地元の国体を控え、今はプレッシャーはない。「ボウリングのしやすい環境を作ってもらって感謝しています。一試合目の一投目が一番、緊張する。コーチからは『いかなる場面でも期待に応えろ』と言われます。必ず優勝します」。二度目の国体頂点を目指す。
(文中敬称略)
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