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第3章 地域と歩む(3)

(2003年1月22日掲載)
郷土発展へ活躍際立つ
行政・議会

合併問題という、町の節目に議会を運営する山本初雪議長(左)と山口喜見副議長 
 郷土発展の中心となる人材を育成するという、自彊学校建学の精神は今も受け継がれ、地域で活躍する卒業生を多く輩出している。

 卒業生が八人と、町議員の半数を占める三ケ日町議会。議長の山本初雪(昭28卒、同町)は「合併という、町の将来を決める節目にいる。町民の気持ちを大切にしたい」と議会を進める心がけを語る。「上下関係が厳しかった」という高校時代に身に付いた礼節は、今も役立っているという。副議長の山口喜見(昭45卒、同町)は銀行員になり町外で働いていたが、勤務経験を生かして町の財政再建に尽くしたい、と町議選に出馬した。

 昭和六十一年から二期、議長を務めた前原緑郎(昭7卒、同町)は、町役場で総務課長、建設課長なども務めた。議長時代は、二俣線の廃止論議に「高齢者と子供のために、地域の足を確保すべきだ」と存続を訴えた。

 行政の中核を担う町三役でも、活躍が際立つ。平成九年から収入役を務める山田優(昭33卒、同町)は、卒業後すぐ役場に入った。広報課時代が長く、広報誌の取材に明け暮れた当時、「同窓生のつながりの強さを感じた」という。先輩に当たる現助役の石原照司(昭31卒、同町)も共に、町政を支える。

 卒業生が連続で町長を務めたこともある。昭和五十一―六十三年まで井口寛二郎(大14卒、故人)が、後任の竹上忠夫(昭16卒、同町)は平成八年まで二期、町の発展に尽力した。

 【校史メモ】昭和三十四年、さらに高度な農業教育機関の設置を目指して国有林約五ヘクタールの払い下げを申請し、その土地に柑橘研修所を設立した。その後の経営難から財団などと共同経営となったが、この施設が農業科が柑橘化に転換する一要素となった。

(文中敬称略、題字「自彊不息=じきょうやまず=」は後援会長の鈴木浩太郎三ケ日町長)


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