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大学への進学を目指す「総合文理」。「少人数で、きめ細かな指導」がうたい文句で、二年次には文、理系に分かれ、二十人前後の授業が展開される。夏目秀幸(三年、同町)は「入学時から別編成で、早い時期から進学への意識が高まった」と語る。「他コースの友人が頑張る姿を見て、自分も頑張って、大学に行こうと思った」と、思いがけない刺激も受けた。 もちろん情報が少ない、受験生同士の刺激が少ない―などの問題点も承知している。だが、大学から教授を招いたり、多様な選択科目を用意し、個々に合った入試対策を可能にするなど、努力を欠かさない。今後はカリキュラムを見直し、全体の底上げを狙う。 「総合文理」と人気を二分するのが「情報ビジネス」。初めは簿記を、続いてコンピューターや情報処理の基礎を修得する。エクセルやアクセスなどのパソコンスキルを学ぶほか、職場体験で基本的なビジネスマナーを身に付ける。植村徹教諭は「企業にとって即戦力レベルには達している」と自信をのぞかせる。このコースが入学の決め手になったという外山貴弘(三年、同町)は「どんな職業に就いても役に立つはず」と満足げだ。「来年度からの新指導要領で変えるべき部分も出てくる」と植村。“今、本当に求められているもの”を追求する姿勢が変わらない限り、今後も人気を集めそうだ。 【校史メモ】昭和三十年代半ばに入学者が急増したのを背景に新校舎建設が決定し、同四十五年に新校舎への全面移転が完了した。一方で、経済状況の変化とともに農業後継者も減少し、県は農学校の統合と普通科修了後の農業技術研修施設の充実の方針を打ち出した。このため、柑橘科は同四十四年度を最後に募集を停止した。 (文中敬称略、題字「自彊不息=じきょうやまず=」は後援会長の鈴木浩太郎三ケ日町長)
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