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第3章 地域と歩む(8)

(2003年2月6日掲載)
生徒ら活動に積極参加
ボランティア

ボランティアクラブの活動で、駅周辺の清掃に励む三ケ日高生=三ケ日町三ケ日
 三ケ日町が平成十四年度から始めた「町ボランティアクラブ」。現在、百十人の中高生から登録があり、三ケ日高生は七十二人と圧倒的な割合を占めている。生徒たちは中学生や他校の高校生とともに積極的に活動に参加し、地域住民とのつながりを深めている。

 同クラブは、町民や団体からの依頼を受けて活動する“注文ボランティア”形式。登録した生徒たちは、参加可能な時に活動に出席する。高齢者宅への訪問やおせち料理の配達、図書館での読み聞かせ、成人式の受け付けなど既に約五十回の活動を行った。

 このうち、十回程度の活動に参加した松井友里(一年)は「中学校の時に浜名湖の清掃活動に参加して、ボランティアに興味を持った。今回も学校で募集を目にして迷わず参加した」と話す。

 松井は、活動の中で印象に残ったことに「三ケ日駅の清掃活動」を上げる。「駅員の方に『みなさんの活動はとてもうれしく思う』と言われたことがとても励みになった。次も頑張ろうと思った」と笑顔を見せる。

 同じく、十回程度活動に参加した山本浩子(二年)は活動を通じて「ボランティア不足という地域の課題を知った」と振り返る。特に「一人暮らしの高齢者は増加する一方だが、訪問するボランティアの数が追い付いていない」と感じ、「さらに多くの高校生に参加してほしい。みんなで活動を盛り上げたい」と呼び掛ける。

 クラブ運営を担当する町教委社会教育課主幹の横井清雄は「今はまだ、活動を与えられている状態。生徒たちには、クラブを通じて新しい仲間とネットワークを作り、より主体的にボランティアに取り組んでほしい」と期待する。

【校史メモ】校舎移転後、南運動場(昭和四十九年)、プール(同)などの施設が完成した。しかし、四十五年には二百七十六人あった普通科の募集定員が平成八年には百六十人にまで縮小されるなど、生徒数の減少は続いた。生き残りをかけて平成十二年度から導入したのがコース制。特色ある教育で再び注目を集め今春、最初の卒業生を送り出す。

(文中敬称略、題字「自彊不息=じきょうやまず=」は後援会長の鈴木浩太郎三ケ日町長)


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