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 元気な農業(1) お茶美さん

次々とお茶生かす商品

 農業の多様化が進み、女性の表舞台での活躍が目立つようになった。富士市内の農家のお母さんたちのグループ「アクティブ」(岡村のり子代表、会員九人)は、会員の農場所在地やPRメッセージを添えた「アクティブマップ」を作り、元気いっぱいの農業を消費者にアピールしている。

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望月昌代さん

 茶、園芸、酪農、キノコなどさまざまな作物を育てる農業女性が集まり、協力して「自園自製自販」を進める。一般対象の農業体験教室も年三―五回ほど企画し、消費者とのつながりも大切にしている。宮農卒業生では、茶の望月昌代(昭48卒、旧姓堤)と園芸の新舟玉美(昭53卒)が名を連ねる。多くのメンバーの夫が卒業生だったり、子供が学んだりと、宮農との接点は多い。

 「アクティブマップ」で富士市久沢にあるのが望月の経営する茶工房「ちゃーみぃ」。平成八年、茶畑に囲まれた製茶工場の隣にログハウスの喫茶店兼直売所をオープンした。

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アイデア茶商品が並ぶログハウスの茶工房「ちゃーみぃ」=富士市久沢
 店内には緑茶をはじめ、こだわりの茶関連商品が並ぶ。少し堅めに焼いた「緑茶クッキー」は緑茶の粗粉末がたっぷり。後味に残る緑茶のほろ苦さと香りが人気だ。緑茶粉末を混ぜた砂糖をコーティングした「緑茶ピーナツ」もある。女性らしい細やかな配慮を見せ、包装には燃やしても有害物質の出ない素材を使っている。

 喫茶店では仕上げに緑茶粉末を混ぜる「お茶入り和風ピラフ」、望月が手打ちする茶そばや茶飯など五品が付く「ミニ茶懐石」(予約制)、渋く出したせん茶にフレッシュミルクを注いだ「ちゃーみぃ茶」などを出す。ピラフは「お茶が油っぽさを取り、すっきりした後味」と中高年層に好評だ。

 「家庭でも簡単にできるような調理法をいろいろと提案したい。ここでお茶の良さを再認識していただければ」と望月。「ミニ茶懐石」には「お茶入りコロッケ」や「お茶豆腐」などが並び、柔軟なアイデアでお茶を売り込む。望月は、来年本県で開かれる世界お茶まつりを前に発足した県お茶美さん会の会長も務め、「もっと多くの人にお茶と親しんでほしい」と願う。

 宮農時代は富士宮市白糸の実家からバス通学。農業クラブ副会長も経験し、クラブ運営や農業クラブ全国大会出場の準備などで大忙しの毎日だった。夏休みもほとんど家におらず、「学校から家に通ってるみたいね」と家族に言われた。

 (文中敬称略)

 【注】カッコ内は卒業年。


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