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畠山と同期の関本文彦は、自動車用モールや工業用ファスナーを製造する東海金属工業の社長。スルガ銀行で支店長を歴任したほか、新設支店の開設準備にも取り組んだ。「スルガ時代は大いに勉強させてもらった。中でも開設準備は新天地を切り開く仕事。知らない土地では苦労が多かったが、学ぶことも多かった」と話す。 四十歳で退職し、弟で現副社長の照文(昭29卒)が興した同社トップに就いた。銀行から企業を見てきたことも経営上プラスになった。今年五月からは清水町商工会長も務める。「商工業を取り巻く環境は厳しいが、会員メリットの向上に努めたい」と強調し、情報化や特産品開発などに取り組む。 杉村光一郎(昭41卒)は、自動車用アルミダイカスト製品や金型・砂型鋳造品などを製造する東洋電産社長。電気屋から出発し、今では地金作りから鋳造、機械加工まで一貫生産が特徴。耐摩耗性能を求められる鋳造や「中子」を使用した複雑な鋳造を行うほか、アルミを使った造形芸術を手掛ける。創業以来の電気技術を生かした車載発電システムも評価を得て、電源を必要とする緊急自動車や各種測定車の需要にこたえている。 長倉製作所社長の長倉修二(昭43卒)は、省資源、省コストの冷間鍛造技術で、オートマチック車のミッション部品などを製作している。ねじ製造からスタートし、昭和三十年代に冷間鍛造技術を導入。四十年代末には自動車用部品製造に大きく転換した。平成六年には米国インディアナ州に子会社を設立して、日系企業などに部品を供給している。長倉は「今後は部品調達の現地化も進む。最適品供給を図るためには東南アジアに生産拠点を設ける必要が出てきた」と、新たな海外進出を検討する。
(文中敬称略)
【注】カッコ内は卒業年。
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