<99>2002年3月2日掲載

エピローグ

座談会(下)

自治の伝統これからも
CD―ROM製作を担当した伊倉悠太君

ステージ設計を担当した冨田直矢君
 三年間の学校生活で感じた東高の伝統「自治」について聞いた。

               ◇

 市ノ渡佳明 一番大きな伝統は自治。自治会活動はもちろん、部活も高原・海浜教室などの伝統行事も生徒主体で「どんなことも生徒で出来るんだ」と驚いた。簡単に妥協せず、生徒と先生が対等に意見を交わす姿もすごい。昨年の香陵祭では前夜祭をオープニングセレモニーに転換させ、自治の精神に基づいて香陵祭をさらに発展させることができた。

 冨田直矢 自治の雰囲気があるのは一部の生徒で、大部分が無関心なのが今の東高生。しかし、過去の自治会活動を振り返っても、実は活発だった時の方が少ない。今も昔もきっかけさえあれば盛り上がるのが東高生。やっぱり自治の伝統は根強く残っているのではないか。自分としては、目に見える自治会活動を打ち出し、みんなに関心を持ってもらえるよう心がけた。

 村松佑哉 自治会活動は、かかわってこそ何をしているか分かるところがある。役員が「やらされている」という意識を持つなど、選出方法から根本的に見直さないと沼東自治がなくなるのでは、と危機感を抱いたことも。やるべき事を明確に示し、実行する力が自治会に求められている。

 ―新しい百年を歩む後輩たちに伝えたいことは。

 伊倉悠太 伝統行事でも「常に新しいものを作る」という気持ちがほしい。惰性になっちゃいけない。一歩前へ行こうと取り組むことが必要。

 冨田 現状維持を求めたところから衰退が始まると言われる。自治会活動を見ても、求められることすら満足にできない点にその傾向が表れているのでは。やるべき事をやり、その上で何かを見いだしてほしい。

 村松 現代日本の象徴なのか、東高生も変化を好まない。新しいものを作るパワーが足りない気がする。

 市ノ渡 積極的に意見が言えない。不満があっても「こうすればいいんじゃないか」って言えないし、こもっている。活動への評価が意見ではなく、定例会に出ないなどのサボタージュで表れてしまう。普段から考え、積極的にかかわろうという意識を持つことが、これからを支える東高生の目標になるのではないか。

(文中敬称略)
【注】カッコ内は卒業年。

掛中・掛西百年史 榛原高校百年 富士宮農高百年 御殿場高 躍進の百年

引佐高の百年 田方農高の百年

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