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昨年百二十キロ一ラインの入れ替えを完了し、自園自製農家として約五百五十アールの茶畑で栽培から販売までを手掛ける。口コミで広がった全国のファンも多く「学生時代に販売実習で学んだコツが役立っている」。愛鷹地区の消防方面隊長としても活躍する伊藤は、茶シーズンで忙しい時でも長男と二人三脚で地域を守る。 環境に配慮し、化学肥料や農薬の低減などに取り組む農家の認定制度「エコファーマー」。県東部認定第一号の深沢義久(昭45卒)=沼津市井出=は十五年間に渡り減農薬栽培を追求してきた。深沢を駆り立てたのは、飛び込みで関東にセールスをかけた時、主婦からぴしゃりと言われた一言。「今の農産物は農薬漬けだから」 悔しさをばねに翌日から減農薬を模索する日々が始まった。農薬の散布回数や倍率を徐々に低くし、害虫の発生時期を徹底的に調べて、手を真っ黒にしながらしらみつぶしにしたこともあった。「最初は荒れて見るも無残な光景だった」と明かす。「でも農薬にできるだけ頼らずに済むことを証明したい」。「エコ」の認定を後押しに、研究に研さんを積む毎日だ。 茶栽培への竹炭効果を実証するため、東海大学開発工学部と地元の茶農家と合同で結成した「浮島ファーマーズクラブ」は五年目。約千六百平方メートルの実験ほ場長は深沢が務め、十年を一期とするち密な調査に熱い視線が注がれている。 (文中敬称略) 【注】カッコ内は卒業年。 |
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