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角替弘志(昭29卒、静大名誉教授)。入学時の校名は静岡城内高。三年の時、静岡高に名称が変わり、創立七十五周年を迎えた。 一―三年生が一緒になった通年制ホームルームを経験した。「通年制は一年生の時だけだったが、上級生と親しくなれました」。授業は週五日制で、選択の幅も広かった。「必修教科以外は自由に選び、時間割も個別につくった。音楽を選択し、声楽を勉強していた同級生の五條朝男君を中心に公会堂で合唱もした」 英語部に所属し、昭和二十七年県下英語弁論大会で優勝した。外国人との交流を通して会話能力を身に付けるなど部の活動は活発で、それまでにも湯本恭三(昭26卒)、大棟恵(昭28卒)が優勝していた。「テーマは日本の独立後の心構え。何百回も練習しました」 教職の道を志し、東京教育大(現筑波大)に進んだ。同大大学院で修士号を取得し、静大教育学部浜松分校助手に。講師、助教授を経て五十二年、教授に就任した。専門は生涯学習論、教育制度論で、イギリスのリーズ大では客員教授として同国の継続教育の研究に当たった。 静大附属浜松小校長、附属教育実践研究指導センター(現教育実践総合センター)長、教育学部長を歴任する傍ら、社会教育主事講習に力を入れ、静大生涯学習教育研究センターの設立に尽くした。県コミュニティづくり推進協議会でも長年尽力する。 新聞の学校教材への活用を進める県NIE推進協議会長も務める。「新聞は社会現象に関心を持つ入り口。子どもたちが社会的な見識を高める上で重要な意味を持つ。ものの見方は多様だが、肝心な部分は共通化していることも分かり、思考力も養える」 県公安委員会委員長に十五日付けで就任する。「地域、学校、警察、家庭間の協力態勢や情報の共有化をもっと深める必要がある。プライバシーに配慮しながら、情報を交換し合うことが安心した生活につながると思います」 地域交流の復活が求められている。「みなさんが一緒にやる活動を増やし、互いに理解し、力を合わせる機会をつくる必要があります。コミュニティーにとってそれが大事です。家庭も学校も同じ。親と子、教師と生徒が一緒になって取り組む活動が大切」 (文中敬称略) (火、水、木曜日に掲載します。) |