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すでに制服は決まっていた。当時の教頭、斉藤長徳(昭5卒)が東京上野の松坂屋で開催中だった制服展示会に足を運んだ。セーラー服が主流の中で、「他校のまねは嫌だった。せっかく東京まで来たのだから」。斉藤の選んだブレザーとプリーツスカートは、学校に待機していた他の教諭たちを一様に驚かせるほどモダンな制服だった。
平成三年には九十周年事業の一環で、男女共に制服を改正した。在校生対象のアンケートが行われ、男子生徒は長く続いた詰め襟の学ランからブレザーに変わった。ズボンは特注の生地を使用し、グレー地のチェック柄。「他校にないズボンなので、かつて流行していた改造品は少なくなった」と意外な効果も現れた。 生徒にとって制服と同じように気になるのが実習服だ。昨年までは、教諭らが「一目で何科の何年生と分かった」というほど学年や学科ごとにばらばらだった。「明るくてかわいい実習服がほしい」という女生徒の要望で統一することになった。 現在の実習服はオーバーオール型で、炎天下の実習から身を守るための作業帽は野球帽型に変わった。緑や赤、ピンクなど五種類あるが、「一番人気は定番の紺。ピンクがクラスに二、三人なのは意外だった」と久保田豊和教諭。帽子中央のイラストをデザインした美術部の鈴木亜美(三年)は「男か女か分からないようなキャラクターにした。わたし的には完成度はかなり高い」と自信を見せる。
(文中敬称略)
【注】カッコ内は卒業年。
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