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新しい部活動

悪条件克服し成果残す

 創部からわずか三年の弓道部が今春の東部大会で準優勝、三年連続で県大会に出場した。発足時から吉本諭(平13卒)が県大会男子個人戦で五位入賞するなど安定した成績を上げ、強豪校の仲間入りを果たしつつある。部員は「これから自分たちが伝統を作っていく」と意気盛んだ。


急速に力をつけている弓道部=田方農高トラクター運転練習場
 他校のような立派な屋内弓道場はない。創部当初は鶏舎の前に畳を立て掛けて矢を放っていた。二年前、学校側の計らいでトラクター運転練習場の隅に的場ができた。農業用具を搬出入するトラックの出入りが激しく、弓道場独特の静けさはない。主将吉沢健一(二年)は「足場が悪いことや雨の日に練習できないつらさはあるけれど、その分『負けたくない』と頑張れる」と部員の精神面の強さを強調する。他の部員も「的場に向かって射れるだけで幸せ」とプラス思考で練習に励む。

 弓道部を筆頭に新設した部活の活躍が目立っている。

 創部六年目のボランティアサークル部は、地元の社会福祉施設への慰問が活動の柱。農業科や園芸科の部員が中心になって入所者と一緒に花壇の整備をしたり、施設内の畑に野菜を育てたりして交流を深めている。農業高の特色を生かした活躍が認められ、三島田方地区から一校だけ、国際ソロプチミスト伊豆天城から「Sクラブ」の認定を受けた。

 創部三年目の動物科学部も早くも地元に浸透。アニマルセラピーを用いたお年寄りの介護に巡回し、福祉施設からの出動要請も年々増えている。

 フェンシング部は二年目。女子三人でスタートした昨年、手老綾子(二年)が県選手権新人戦フルーレで準優勝した。沼津・原中時代に県大会個人フルーレを制した高橋夏奈子(一年)は二年後の静岡国体の強化指定選手にも選ばれている。高橋は「三年生になって一番いい時期に開催される。何がなんでも出場したい」と力を込める。

 同じく文芸部も創部二年目。詩や小説、エッセー、随筆などジャンルを問わず、自分たちの作品を批評し合い、年二回発行する部誌「SL(エスエル)」に掲載する。SLはB5判で五十ページ。部長小池善大(二年)は「自分の体験、空想何でもOK。他人に自分の作品を読んでもらい、何かを感じてもらうのが楽しみ」とやりがいを語り、「今後は文芸コンクールなど校外にも出品していきたい」と目を輝かせる。

(文中敬称略)
 【注】カッコ内は卒業年。
    

 ☆同窓会がエッセー募集
 テーマは「私と田農」。六百字程度。写真も可。函南町塚本九六一の同窓会事務局へ。


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