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―花を見ると心が落ち着いたり楽しくなったりと、花には癒やし効果があります。これを生かす方法はありますか。
宮川 花の癒やしは街づくりの延長にあります。花で街を飾ることに関しては、誰も文句を言わないでしょう。花を見てもらい人が滞留するような、歩く楽しさのある街、絵になる街に住みたい。そこで何より大事なのは住民が自分たちで作ること。そうしてできた花や緑地は、誰が見ても気持ちよく、優しさに包まれるんです。
塚本 あしかがフラワーパークには四年前、中学でいじめられていた少女と、家族とも話せなくなったうつ状態の青年が「働かせてほしい」と入ってきました。一カ月後、少女は歓声を上げながら仕事をしているんです。青年は一年後には、親を連れて海外旅行をするまでになった。二人の姿を見て、植物には何て素晴らしい力があるのか、人間性の回復力もあるんだと気付きました。
―花博では「新たな暮らしの創造」をテーマにしています。花とともに楽しむライフスタイルのために、何かアドバイスをいただけますか。
嵐山 好きな花や合う花、合わない花が人それぞれあります。僕は原種の花が好きなんだけど、野生の花が好きな方もいる。ある程度、花を決めて楽しめばいいんじゃないでしょうか。
生田 花ではないんですが、最近、近所の農家の一画を借りて畑を始めました。育てるというものが、こんなにうれしいのかと実感しています。自分なりに自然と花とのライフスタイルを楽しみたい、と考えています。
宮川 自然のサイクルの中で生きることを、いろいろなところで提案させてもらっています。高度成長期以前の(環境の)良さは、みなさんもよくご存じのはず。それをどう復元していくか。言い換えるといかに人間らしく暮らすか、その表現として花や緑が象徴になると思います。
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