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「命あっての物種」と言われるように、大地震には自分や家族の身を守ることが何よりも優先される。だが、被災で住む家や職を失う可能性を考えるまでもなく、蓄えた資産を守ることも重要。天災から財産を有効に守るために―。こんな視点で資産管理の専門家集団である日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)がことし、阪神・淡路大震災の教訓などを踏まえて「ファイナンシャル・プランナーから見た、災害対策マニュアル」を発行した。執筆・編集メンバーの一人、春木良雄さん(64)=田方郡函南町=の解説を交え、「事前対策」のポイントを紹介すると―。
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「まず、最初にしてもらいたいのは意識改革。災害の際、行政の援助は最低限の生活を維持できる範囲内でしか行われない。このことは生活者として強く意識しておく必要がある」と春木さん。日々の生活に追われ、どこの銀行にどれだけ預金があるのか、どんな保険に入っているのかといった整理は意外におろそかになっていがち、という。
「金融関連資産目録」には、預貯金や生損保、株券の金融機関名(支店名まで)や口座などの番号、ゴルフなどの会員権やクレジットカードの番号を記入する。預貯金は通帳を焼失しても口座番号が分かれば支障がない。住宅ローンなどの債務も書いておく。 株式は株主名簿に登録されていれば何ら問題なく配当を受けられるが、株券がないと譲渡や名義の書き換えはできない。「再発行は手続きが面倒なので、証券会社の保護預かりなどを利用してできるだけ現物を持たないことが望ましい」と春木さんは助言する。クレジットカードなどは焼失したらすぐに届け出を。 「生活関連資産明細」は、保険請求などで必要になる。家具などは購入時期、価格を記しておく。領収書をとっておけばベスト。写真に撮っておくのもよい。
目録の保管で春木さんが勧めるのは銀行の貸金庫=左写真=。株券、会員権の現物や不動産の権利書、日常使わない生活口座以外の預貯金通帳、カードなども一緒に入れておく。「一般に日本人は財産や重要な書類を手元に置きたがるが、防災や防犯を考えれば貸金庫は有効。利用料は月千円強から二、三千円」
自営業の場合、備品、什器類の補償や保険の確認も欠かせない。隣地との境界など不動産に絡む問題も早めに解決しておくことが望ましい。「ただでさえ精神的な負担がかかっている被災後にトラブルが重ならないようにしておく。考えたくはないが、地震で大切な家族を失い、生活の再建と相続の問題が一挙に降りかかることもあり得ないことではない」
毎年、リストを見直し、家族で再確認しておけば万全。「誕生日とか、結婚記念日などを見直しの日に決めておくのも継続のコツ」
「FPから見た、災害対策マニュアル」には被災後の対応も盛られている。春木さんに「あらかじめ覚えておいた方がよい」という要点だけを聞いた。 (1)家屋が被災したら市町村に罹(り)災証明書の申請を。支援措置の申請のほか、証書類の再発行などにも必要。 (2)原則として保険は請求しないと支払われず、請求の時効・期限がある。まず、保険会社に連絡を。阪神・淡路大震災では未請求のまま時効(三年)となった生命保険の総額が数十億円以上と言われている。 (3)ローンやクレジットなどの債務は災害では基本的に減免や支払い猶予の措置はとられない。滞納すると残金全額の返済を迫られたり、違約金を支払う契約になっていないか確認を。
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テレビの映像から方向を定め、予知研究センターの岩崎弘研究員(24)らが市内の春日、曲金方面を聞き取り調査したところ、周辺住民からかなり具体的な目撃情報が集まった。そのうち屋外にいて、直接光を見た人は現時点で一人。「空の低いところが全体的に光った」「音のない雷のようだった」「避雷針が光ったようには感じなかった」と証言している。光は強烈で、多くの人が閉めた窓からガラス越しに「強い光が差し込んだ」と語っている。
光った方向の証言を総合すると、発光源は放送局から直線で東二キロ、静鉄春日町駅付近の線路北側半径約百メートル以内に絞り込めた。場所の特定は発光現象ではまれ。ただ、現地踏査では、何かがスパークしたような形跡もなく「あれだけ強烈な光がどのように出たのか非常に不思議だ」(長尾教授)。架線のショートなども疑ったが、光り方が極端に強く、音を伴わない点などから可能性は低い。 となると、地震宏観現象の発光現象の可能性が高くなる。だが、過去に報告されている発光現象は地震前か同時がほとんどなのに、今回の光は地震の揺れが始まって約十秒後に発生しているため「もっと違った意味合いの発光かもしれない」と長尾教授は頭をひねる。 今回の地震では震源地が川根だったのに、最も強い震度5強を記録したのは静岡市曲金の気象台だったのも気になる点。一九三五年の静岡地震(M6・4)でも同じように曲金周辺が最も激しく揺れていることから、地下の構造に不連続な部分があるとも考えられ、長尾教授は光と関係があるのか解析を進めたいとしている。 発光現象は、岩石に圧力がかかると電位差が生じて放電するためではないか、とする説が有力。前兆としてはM7級以上の地震前が多い。阪神・淡路大震災では、地震直前かほぼ同時に「青白い光」や「オレンジか赤い光」の目撃例が断層沿いにあり、注目された。
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