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| 市民のための鉄道を | 出張族、会社員、男、33歳、静岡市 |
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出張先の大阪から静岡まで戻ってきた時のこと。夕方のラッシュアワーとも重なり静岡駅上りホームにはたくさんの人が列車を待っていました。その日は磐田付近での踏み切り事故で列車は20分近く遅れているらしく、益々人が増えてきました。状況を伝えるアナウンスが下り到着列車のそれにかき消されている中、皆が列車の到着を待っている状況でした。 やっと到着した列車に人が飲み込まれていきます。帰宅を急ぐ私もなんとか隙間を見つけて乗り込み10分の辛抱と思い清水駅を目指していました。ホームの全ての人が乗り込んだわけではないのですが、列車は当然すし詰め状態です。出口近くでは年配の女性が苦しそうに乗っており、痛々しく感じていました。 10分後に清水駅到着。やはり乗車客は多く、すし詰めからの開放で一斉に出口に向かって押し寄せたその時、出口近くにいた年配の女性が人の波に押されてバランスを崩してしまい、ホーム上で仰向けに倒れたのでした。たまたま工事中の所で、剥き出しになっている鉄の支柱に頭を打ったらしく暫くうずくまっていました。ホームには駅員さんもおらず、1m程しか離れていない若い車掌さんから助けの言葉もなかったように思われました。勇気の無い私はそばに駆け寄ることもできずその場を後にしたのですが、後日大いに悩みました。あの時何かできたのではなかったかと。 あの年配の女性に後遺症が何も残らなかったことを祈るしかないのですが、もっと市民のためを考えた配慮がJRにできなかったのかと憤りもまた感じるのでした。静岡駅で次発列車の案内をすることや、混雑している車内へのアナウンス方法、将棋倒しさえ予想される清水駅での駅員さんの対応など。決まりきった対応しかできないシステム自体を憂慮しました。今度は、同じ状況下でも勇気を出して別の行動が取れると思います。市民のための鉄道は市民自らが協力して作ることも必要ですし、これを支援することをJRにも切にお願いする次第です。 |