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「進む晩婚 何が理由?」  投稿特集  (03/09/14)

「進む晩婚 何が理由?」。今回は投稿特集です。結婚に大切なのは年齢ではなく、納得した相手かどうかであり、いつか結婚するなら焦るべきではないという主張や、子供の自立が難しい時代になり、未婚男女の中でも階層分化が進んだ結果、結婚を断念する男女が増えているのではないかと問う意見など、多くの投稿をいただきました。その一部を紹介します。
talkbattle
晩婚化、未婚化と言われる現代。経済的な問題にとどまらず、家族観、価値観が多様化する中で、その傾向は強くなっているようだ。


letter  
私自身、三十三歳で結婚するまで周りの人にいろいろ言われましたし、お見合いも何度かしました。まずお見合いでいつも感じるのは、男の人は、お見合いで会う女の人ならだれでもいいという様子で、あまり自分の意思がない気がします。親や親せきに押されているという人ばかりでした。一生の問題だからそういう男の人には魅力は感じないし、こういう人ばかりかとガックリくるものです。

私たちの親の世代や結婚している人の中には、未婚の女性に対して、相手を選んでいるとか気楽だとか言う人がいますが、結婚したいと思っていても相手にめぐり合わないと悩んでいる人がほとんどです。

未婚でも一人で暮らして自立している人もいます。結婚していても未婚でも、いつまでも親に頼りきっていては何も変わらないし、意味がないと思います。だから晩婚化と言うけれど、結婚していればいいと言うものでもないし、子供がいればいいと言うものでもないと思います。

私は結婚して、とても大きな安心感を得ました。この人だけは何があっても私の味方だと言う気持ちは、何より強い力になります。そういう相手にめぐり合えた私はとても幸せだと思うので、幾つになってもいいから、自分が「この人だ」と思う人と結婚すればそれが一番だと思います。年齢は関係ありません。

(浜松市、36歳、主婦)

e-mail 年齢より「納得」が重要
晩婚とは、平均結婚年齢以上での結婚を指すのでしょうか?識者のインタビューを拝見していると、親からの自立ができていないから、という意見に要約されてしまうようですが、私は、前の世代の結婚が幸せに見えないから結婚をためらっているうちに年齢を重ねてしまうように思えます。

もちろん、雇用の不安定や社会情勢も背景にあります。育児休業など法も整備されてはいますが、実際は妊娠↓出産=退職を余儀なくされる女性が多いようです。正社員という身分を得たくても、職場の都合で契約社員や派遣社員のままで置かれ、妊娠すると育児休業をもらえず泣く泣く退職の道を選ばざるを得ない。収入や仕事を失いたくなくて、授かった命をあきらめる女性も特に都心部には少なくないと聞きます。

また、自分の親世代や先輩の世代を見て、結婚が幸せそうに見えないこともあります。男性のジェンダー的な固定観念が強く、自分が犠牲にするものが多いのを見ていますから。

私自身、戸籍にバッテンを二個つけて現在の結婚に至り、現在、高齢出産に臨んでいるところです。少子化といえども産院へ行けば、三人、四人と出産している方もいますし、納得できない結婚をして不幸になるよりは、晩婚でもいいじゃないか、と女性の立場からは思うのですが。

(静岡市、青息吐息、39歳、主婦)

e-mail  
三十八歳の女性、独身です。ここ数年、結婚をしていない者に対してのさまざまな見方、意見、提言を目にすることが増え、そのほとんどが未婚、晩婚を憂慮または非難めいていることに失望しています。

晩婚の何を恐れているんでしょうか。自由になるお金と時間がある、余裕のある暮らしが心地よい、結婚に昔ほどのメリット・効力がない…とくれば、できるだけ面倒はあと延ばしにしたいというのが正直なところです。

晩婚が少子化を招くというのも結論を急いでいるのでは?現代では四十代の出産も珍しくなくなりました。単純に子供の数がほしいのであれば、働く母親のための環境を整える、十―二十代の中絶とそれに関わる偏見をなくす、海外からの定住者を積極的に募るなどなど方法はあると思います。なってみれば少子化も悪くないかもしれません。

ともかく、晩婚はただの「傾向」です。

(沼津市、根無し草、会社員)

fax  
私たちの世代までは二十五歳までに「いい所へ嫁に行く」のが女の価値であるかのように言われてきた。晩婚化が進むのは世の中が豊かになり、こらえ性がなくなったことが大きい。異なる環境で育った者同士が一緒に生活し、子を産み育てるのは忍耐の必要なことだからだ。

価値観の多様化と、親が甘くなったことも原因だと思う。今の若い人は人生楽しいことばかりだと思っているような傾向にある。フリーターをしながらの海外旅行、語学の勉強と称した海外留学。時にはボランティア活動をして「視野が広がったの、いい経験になったの」と三十歳を過ぎても一向に結婚する気のない女性によく出会う。とにかく地に足が着いていない。自由に好きなことだけして暮らしていると、将来どうなるのか考えたことがあるのだろうか。

昔のように世間体や義務感で結婚するのはつらいですが、結婚は配偶者とその周りの人たちとのかかわり、また子を持って自分も成長できるなど、学ぶことも多いはず。自分の人生観、そしてずっと先の生活のことなど、親の世代を含めて真剣に考え話し合ってみてはどうでしょうか。

(浜松市、なすび、主婦、45歳)

e-mail条件に固執しすぎては
三十代後半になりました。自分の周りを見渡すと、三十五歳を過ぎて結婚した人が数人、なお独身の友人もまだたくさんいます。身近にも晩婚化が確かに感じられるようになりました。

さまざまな要因があろうとは思いますが、身近な女性の結婚にまつわる言動を見聞きすると、時に首を傾げたくなることが多々あります。「サラリーマンなんて物足りない」と年収ウン千万円以上という触れ込みのパーティー三昧(ざんまい)の人、「私よりランクが上じゃなきゃ」と三十歳を過ぎても官僚との合コンだと息巻く人など、前テーマの「ブランド志向」ではありませんが、見た目の条件に振り回されている人がとても多いのです。

一方で、心優しきいとこは結婚相談所で「高卒、低身長、長男」のキーワードでお見合いの相手さえ見つからないと言われました。ある高卒の男性は、聞いたこともない短大出だという見合い相手に終始人を見下した態度をされ、不快な思いをしたとも。幸い、彼らは恋愛で素敵な伴侶を得ましたが、条件ばかりに固執する女性の増加は、明らかに晩婚化の一因と感じずにはいられません。

ところで、女性にとって晩婚は、結婚相手の選択期間を広げたのでしょうか?子供を産み育てる体力的限界は以前とあまり変わってはいないと思うのです。そして不妊の増加の現実を加味すれば、タイムリミットまでの時間を自ら狭めているとは言えないでしょうか?

妥協をしろと言うわけではありませんが、自分のためにも、一度色眼鏡を外して、男性を見てほしいと思います。結婚して十年になりますが、夫の身長があと十センチ高かったら、もうワンランク上の企業だったら、もっと幸せだったとは全く思いません。

(藤枝市、ゆかほ、36歳)

e-mail子供の自立 難しい時代
子供の自立がなかなかできない時代だという思いから、自分の息子も自立させようと、二年前に息子を三十歳になった機会にアパートを借りさせて独立させました。しかし、結婚しようとする相手もまだ見つからないようです。

結婚できなくても、なんとなくパラサイトシングルの生活をおう歌できた一九八〇年代から、バブル崩壊以後の最近は未婚の男女も階層分化が進んでいるのではなかろうかと思えます。現代は結婚できないと断念しているシングル(未婚化層)が増大しているのではないか、晩婚化と未婚化を同一の次元でとらえてはいけない時代になってきていると感じています。

家族の社会的機能が戦後急速に縮小して、家族の価値が見えなくなって、生殖機能以外は奪われてしまったという錯覚が生まれました。特に母親は娘が独身でも、また神谷さんが言われるように離婚などで実家に帰ってきても、姉妹のような母娘関係になってしまい、「自立」などと言えば、「自分の子供がかわいくない親などいない。自立などというのは、愛情の薄い人の言うこと」と非難されかねません。そういう親がたくさんいます。パラサイトを温存させることが母親の役割(?)になりかねません。

一方では結婚して孫の顔をみたいが、結婚してくれないと嘆く親もいます。私などは後者のほうですが、自らのツケという自覚と、もう一つには歴史に原因があるようにも思います。「産めよ増やせよ」の戦前型から経済一辺倒になり、「パパは何でも言っている」というテレビドラマで育った世代として、物の豊かな家庭と親子四人程度のマイホームを価値に転換した戦後社会のツケが今の日本社会に回ってきていると思います。

晩婚化の問題には、同時に高齢化社会と少子化社会がつきまとっていますが、少子化問題にはスウェーデンやドイツのような結婚しないカップルでも子供の産める社会制度の充実などが緊急の課題です。十年、二十年前から今の事態が予想されたのに放置されました。晩婚化など広い意味で家族問題から見ると、今後五十年の日本には悲観的になります。

(伊豆長岡町、break through)



■次回(21日=日曜日=)も「進む晩婚 何が理由?」の投稿特集です。今回は女性、特に子どもを持つ主婦からの投稿が多かったように思います。身近な経験から感じた晩婚化の背景にある社会問題や心理、皆さんの結婚観などをお寄せください。男性からの積極的な投稿もお待ちしています。


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