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| 「フリーター400万人時代を考える」 投稿特集 (04/06/06) |
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テレビでのインタビュー番組で、「やってみたい職業があるけれど、資格が取れないからやれない」とか「好きな仕事が見つからない」という若者の声を聞きました。 一番好きなことを職業にする。これはとても良いことです。世の中すべての人がこうなればもっとよい社会になると思います。ただ、「一番好きなこと」イコール「楽しいこと」と考えているのではないかと思える人がいるのが気になります。 「好きなこと」というのは、大変だったり難しかったりしても、好きで好きで仕方なくて、投げ出さずにやりきれてしまうことだ、と私は考えています。どんなことも達成するためには、困難なことが途中で待ち構えているし、その困難を乗り越えることで、夢はまた一つ大きく膨らみます。好きなことというのは、「楽しいけど楽じゃない」のです。 初めは好きではなかったけれど、その仕事に就いて、スキルを磨き、身につけた自分の力が多くの人を幸せにしていると気づくことで、その仕事が大好きになり、生きがいになったという人をたくさん知っています。好きなことが見つからない人は、まずその仕事のスキルが身につくまで苦労してみるといいと思います。とことんやってみて、やはり「違う」と感じても、そこで身につけたスキルは、その後の夢達成に必ず役に立ちます。 困難を乗り越える努力を風化させてしまいそうなフリーターという言葉の絶滅を提案します。
(焼津市、季節の小箱、47歳)
ただ、気になることは…。フリーターをしている若者たちの生活を垣間見る時、かっこいい車に乗り、食住は親がかり、まれには携帯電話料金の支払いも親の口座から。自分が得た収入は自分のためにのみ使える気楽さ。「フリーターの生活はエンジョイできるよ!」とつぶやいている若者たちの顔がそこにあるように思われるのです。 行政ではフリーター増加に歯止めを掛けるため、いろいろな制度やネットワーク支援を立ち上げ、それらを活用することによって自分を生かせる仕事が見つかり、生き生きと働いている若者は数多く見られます。 しかし、完全失業率が三月で4・7%なのに十五―二十四歳の失業率が11・8%と高い数値を表している事実は、成人になりきっていない若者、つまり家庭内における子どもの生活意識の欠如が大きく関係していると思うのです。「子どもだけには苦労させたくない」という従来の親の考えがまだまだ残っていて、子どもは甘えることに慣れてしまっているのではないでしょうか。 あるドキュメンタリー番組で「親がリストラにあい、収入が無くなったことが分かった時、フリーターである生活を止めようと決心した」と男性がつぶやいていました。「自分が家族の一員であることの自覚」にフリーターに歯止めを掛ける鍵がひそんでいるように私には思われたのです。 本当に必要なことは「若者自身がぶつかって自分でとびらを開こうとする精神力を育てあげる」ことではないでしょうか。この精神力が若者についた時こそフリーターの増加にストップがかけられる明るいきざしが現れるのではないでしょうか。
(裾野市、主婦、61歳)
夢は砕けて就職先は見当たらず人材派遣会社に籍を置くことになった。早出、午後から、夜勤などのほか、数日待機する日もあり、働く場所も時間も定かでない。定職を得る道は険しく、家族ともども職探しが話題となる。 不遜(ふそん)な言い分だが、派遣会社と企業が利益だけを追求しているような気がしてならない。行政が企業の知恵に先を越されてしまう悪循環。官という安定した職責の改革こそ肝要と老骨の思い。適切な法の制定に期待したい。
(袋井市、匿名希望)
本人の自覚は無論必要ですが、親や社会がフリーター志向を容認してはいないか。そしてまた、親が子離れできないから社会へ出しても自立できない、あるいは自立したがらない若者が増加したのだと思うのです。 人間が生きていく上で最も大切なものは、やはり「本業」です。与えられた仕事を地道に、こつこつと務めていけば、必ずそのうちに楽しみや幸せが生まれてきます。
(豊田町、戸塚光男、72歳)
しかし、さまざまな体験を通して人とかかわり、視野が広がってさまざまな立場でものを見ることができました。フリーターであっても、専門性を追求したり、人とのかかわりの中で感性をみがくことができると思います。要は、その中でいかに自分を生かしていくかにあると思います。
(吉田の家康、65歳)
国民から見れば、その生き方が消費生活の中でコスト抑制のパフォーマンスとなり、治安の良い社会の構築に寄与してくれるのならわれわれはむしろ、彼らを温かく見守る余裕さえあるのです。しかし日本の将来を考える時、将来を任せる彼らがこのままでいいのか憂慮し、せめて日本人の大人としての義務と責任を守ってもらいたいと考えるのが常識ではないでしょうか。 そこで、人づくりの意味でも、さまざまなシステムをつくり、国として参加を促すことを提案します。 (1)十八歳からの自衛隊体験入隊(当面は任意で二カ月)―心身ともに訓練するため。退職金が付く。 (2)選挙活動のボランティア―人間社会の仕組みや上下関係や言葉遣いを学ぶ。 (3)介護や交通遺児保護の体験―長幼の序と優しさを身をもって体験する。 (4)公共工事や発掘作業へのボランティア参加―税金がどのように使われているか、国づくりとは何か。日本の歴史を肌で知ることや先人たちがどんな苦労をして来たのかなどを体験する。 (5)海外青年協力隊の体験―日本という恵まれた土地を離れて世界の人々が、今、どんな事で悩んでいるのか、援助とは何か、何が原因で紛争が起こっているのかなどを学ぶ。いまや日本の成人は個人を離れて地球(救)人として生きる自覚を持ってもらいたいのです!
(静岡市、新井泰、63歳) |
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■次回(13日=日曜日)は「有権者になるってどういうこと」 座談会 24日に公示が予想される参院選。年金問題や自衛隊イラク派遣など、課題は尽きないものの、若者や無党派層の関心はあまり高まっていないようにも見えます。次回のトークバトルのテーマは「有権者になるってどういうこと」。静岡大の学生による座談会を紹介し、若者の投票率を上げるにはどうしたらよいか、参議院の役割をどう考えるか―などについて考えます。 |