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「携帯電話はベストフレンド?」 

「聴覚障害者に画期的」 富士市、会社員、55歳

 聴覚障害者にとって、携帯メールは画期的な通信手段である。 従来、電話が聞こえない人は、それに代わる連絡通信手段として はファクスやパソコンのメールしかなく、家の中ではそれでも事 足りたが、外出中の急用・災害時の連絡は、他人に電話をしても らうしかなかった。
 初期の携帯電話も、メール機能がなかったころは、「また不便 な物ができた」くらいにしか思っていなかったが、今や聴覚障害 者のほとんどが使っている。申請すれば、災害時の情報が無料で 送られるようになる。聴覚障害者が自分自身で直接相手と通信で きることで、自立・社会参加を促進するという意味では、ファク ス以上の革命的なツールとなった。
 携帯も悪用する輩とその被害に遭う人がいたり、費用に関する トラブルも多いので悪いイメージもあるが、正しく、機能をうま く使いこなせば、こんなに便利なものはないと思う。
 ただ、忘れてはならないことは、人間関係はあくまで直接対話 が基本であること、これを忘れるからいろいろな悲喜劇が発生す る。また、世の中、便利な物に価値観が移ってしまい、我慢する こと、耐えることができなくなってしまう人が増加することが気 掛かりである。そういう意味では、本当に携帯が必要な時という のは限られると思う。その点を見極めないと世の中ますます変な 方向に行ってしまう。


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